2019年4月21日日曜日

太陽をまとった人々 ~クナ女性の化粧~


サブドゥルの実
アチョーテの実
クナ族の女性は、サブドゥルとアチョーテという木の実の汁で化粧をします。

もともとは、悪霊が身体に侵入するのを防ぐ、「魔除け」のためにされていた化粧でしたが、現在では、美しく見せるために施しているとされています。

サブドゥルの汁は黒色で、鼻筋の真ん中に黒く細い線を描くのに使います。こうすることで、鼻筋が高く、顔全体がほっそりと見え、美人になるのだそうです。

化粧をした女性


また、アチョーテの汁は赤く、頬紅として使用するのです。
特に「魔除け」という伝統に忠実な年配の女性ほど、頬紅を真っ赤に塗る傾向があります。

そして、全身を華やかに着飾ったクナ族の女性は、その容姿から「太陽をまとった人々」とも呼ばれているのだそうです。


(出典:写真は『NHK世界手芸紀モラ/グアテマラの織物編』より引用)






     


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