2018年1月27日土曜日

パナマシティー

 パナマというと、どんなイメージを持つでしょうか。
イメージが全くわかないという人がほとんどではないでしょうか。

 「パナマ運河」や「パナマ帽」ぐらいの名前は聞いたことはあるかもしれませんが、パナマがどんな国なのか、パナマの街がどんな感じなのか、今では、You Tubeなどで容易に見ることはできます。
 しかし、実際に行き、肌で感じないと実感としてわからないものです。

 私も昨年パナマに行きました。
 パナマシティーの新市街地という場所は、大きく変わりました。超高層ビルが林立し、まさに中米の摩天楼です。
パナマシティー 新市街地
高層マンションやホテルもたくさんあります
右の海は太平洋
経済的にも発展し、治安も相当よくなっているようです。
 本当に驚きました。
 
 しかし、タクシーの運転手に聞くと「街は発展したけど、俺たちの暮らしは昔も今もかわらないよ」と言っていました。
 モラを作るクナ族も同じです。
 豊かな生活をしているクナ族は少ないです。
 昔も今も。

2018年1月22日月曜日

釘付けモラ

 その美しさに魅了されたり、心を奪われたりすることを「目が釘付けになる」といいます。
 モラに出会うとき、「目が釘付けになる」モラも少なくありません。
 
ゾウの刺繍モラ
カバの刺繍モラ
この2枚のモラもそうです。
 実際に見てもらいたいまさに「釘付けモラ」です。
 
 かわいいゾウとカバのモラです。 
 大きなモラではありません。
 でも、その繊細で素晴らしいとしかいえない刺繍は、これが人の手だけで作れるものかと思うほど、ただただ感動するばかりです。 
 
 このモラを見ていると、作ったクナ族のことを想像してしまいます。

 どれほどの時間をかけ、どんな気持ちで、モラを作ったのか・・・
けっして売るためではなく、わが子のために、心を込め、一生懸命作ったのだろう・・・
 
 完成した時の母親と喜ぶ子供の笑顔を感じます。
 
 

 

2018年1月21日日曜日

絵画モラ

カリブ海の魚モラ
鮮やかな鳥のモラ

 モラは、何枚か重ねた布を上からハサミで切り抜いて、下の布を見せるのがその大きな特徴です。

 しかし、中には布を器用に切って上に重ね、アップリケのようにして、まるで布で絵を描いたようなモラもあります。しかも様々なステッチで刺繍され、繊細で素晴らしいモラもたくさんあります。

 サンブラス諸島に行ったとき、クナ族に尋ねました。
「これはモラですか?」
「そう、これもモラだよ」
「それじゃ、何て言うの?」
「cuadro(クワドロ)だよ」
 cuadroとは、「絵」という意味です。なるほどと思いました。
 
 これらのモラを「モリータ」とか「アップリケモラ」と呼んでいる日本や海外のモラの店がありますが、当モランズショップでは、そのままの「絵画モラ」というカテゴリにしました。
 
 日本では、まだまだこのモラは知られていませんが、「絵画モラ」もクナ族の刺繍技術と創造力の高さがよくわかる手縫いの芸術です。


2018年1月4日木曜日

明けましておめでとうございます

今年は戌年。
かわいい犬のモラがありましたので、ちょっと張り付けてみました。

新しいモラが入りましたので、「モランズショップ」で近々更新します。

本年もよろしくお願いいたします。