独立心旺盛なクナ族は、その歴史の中で、スペイン人や他のインディオ、そしてパナマ政府を相手に、数限りない戦いを繰り返してきた歴史があります。
1920年代半ば、パナマ政府は、クナ族に対して民族同化の弾圧を行いました。
クナ族の女性は、その過程の中で、モラスタイルからパナマスタイルへと衣装を変えた女性もいたとされています。
1925年、一部のクナ族の反乱から、パナマ政府に対して、自治権獲得の運動へと発展することになりました。
この権利は、パナマに属しながらも、パナマ政府の干渉は受けないという、クナ族にとって、画期的で特殊な地位を確立することとなりました。
今でも、独立の父、ネレ・カントーレはクナ族全体の尊敬を集めています。
彼の出身島であるウストゥプ島の住民は、サン・ブラスの島々の中でも民族意識がひときわ高く、クナ族のリーダー的役割を自負しています。
次々と他の島が観光化していくなかで、ウストゥプ島の人々が頑ななまでに自分たちの生活を守り続けているのは、彼らの誇りの高さゆえであるとされているのです。
※動画は、クナ族独立革命のイメージ
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