2017年12月17日日曜日

クナ族が身に着けるモラ

 モラとは、パナマと隣国コロンビアのカリブ海、サンブラス諸島に住む先住民、クナ族の女性たちが身に着けるブラウスを意味します。
 彼女たちは頭に赤い布を巻き、胸と背中の部分にほぼ同じデザインが施された一対の布(モラ)を縫い付けた民族衣装を身に着けています。

 その縫い方は、長方形の原色の布を2~4枚ほど重ね、上の布から切り抜いて下の布を見せる独特の技法です。ミシンなどの機械は一切使わず、針と糸、そして小さなハサミだけを使い、ひたすら一針一針縫っていくのです。

よくここまで、細かく、丁寧に縫えるものだとただ感心するばかりです。
           胸部分のモラ(パナマ クナ族)

           背中部分のモラ          



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