クナ族のモラの店は、どの店も同じですが、モラが見えやすいように、モラ一枚一枚を縦に連ね、壁のように見せています。客はどのモラがいいのか、モラを見定めます。
客が言います。「このモラはいくらなの?」
すると、待ってましたとばかりクナおばさんは言います。
「これは、〇〇$だけど、あなただけ特別だよ。◇◇$だよ。とても安いだろう。」
「う~ん、どうしようかな。」
「これを見てごらん。すごい針仕事だよ。全て手縫いだよ。とっても大変なんだよ。」
「確かにいい仕事だねー。でも、もう少し安くならない?」
「困ったね。この値段でも安いんだよ。・・・でも、あんたは友達だからね。」
こんなやり取りが続くはずです。クナおばさんが作るモラは、本当に素晴らしい手縫いの芸術なのです。
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